新生児・乳幼児のスクリーニング 概要
早期発見のための簡便なスクリーニング法の開発
第一段階として、視覚障害を起こす眼疾患の早期発見のためのスクリーニング法を開発します。
実際に健診を行うのは新生児科医、小児科医や、看護師、保健師であり、その方々にとって、
眼の異常が見つけられるような簡易で効率が良いスクリーニング法が望ましいのです。
本研究では、以下の方法を検討しています。
これらの簡易な検査法の真の検出効率を高め(偽陽性、偽陰性をなくす)、
誰にでも出来る簡単で効率が良いスクリーニング法を開発して広めることが目的です。
問診、チェックリスト
健診にあたり、保護者の方に何かおかしい兆候がないかを問診し、また検査を行う医療者にとって注意すべき点をまとめました。
Red reflex 法
瞳孔から眼の中に光を入れて、帰ってくる反射の違いによって眼の中の疾患を発見する方法です。
外人では眼底の色素が少ないので赤い反射red reflexが帰って来ますが、日本人ではオレンジ色~黄色の反射になります。
角膜、水晶体、硝子体のような透明組織に濁りがあると反射が帰って来ず、瞳孔の中が暗く見えます。
眼底に腫瘍や大きな病変があると、白色など異なる色の反射になります。
光を入れる機器は小さく軽く、きわめて容易で効率が良い検査法で、スクリーニングに最も推奨されます。
明るい部屋では帰ってくる反射が見にくいので、検査を行う時はやや暗くするのがコツです。
Spot vision screener ™
瞳孔から両眼の中に光を入れて、帰ってくる反射から遠視、乱視、近視などの屈折異常を検出する装置です。 同時に、眼の位置の異常(斜視)もわかります。反射が帰って来なければ、red reflex testのように、眼の中に病気があることが疑われます。